生産性 by伊賀泰代

(著者の情報)
日系企業を経て、外資系コンサルマッキンゼーでコンサルと人事を担当

(本の概要)
現在の日本人に足りない視点・観点として「生産性」をあげる
全ての出来事は「生産性」で計測される外資系企業の仕事のやり方や人事スタイルなどを紹介しながら、これから激しくなる競争社会で、私たち日本人が知っておくべき考え方や心構え、身につけるべきスキル等を紹介している本

(印象に残ったフレーズ)
1.日本では、工場の生産ラインで「生産性」を語られることはあっても、企画・法務・人事などのホワイトカラーにはあまりにその考え方が浸透していない。
けど、ホワイトカラーこそ、オペレーショナルな作業の「生産性」を高めることで、イノベーションの時間を確保することが必要

2.意思決定のロジック
会議で話し合っているのに決まらないことは、会議の生産性が低いということ
決まらない理由は主に以下の4つ
「①決定権のある人が会議を欠席した」
「②意思決定のロジックが明確ではない
「③情報が足りない」
「④会議の参加者が決定においてリーダーシップを発揮しなかった」
どのケースに相当するかを振り返る。
特に②なのに③と勘違いするケースが多いが、意思決定のロジックをしっかり決めることが大切。

3、成長=生産性があがること

4、正しい選択をしているか、常に考える
・残業を40時間以内に抑える
・紙代節約のために、会議の資料を1枚にまとめる
・会議の時間を短くするために、立ってやる
→本来は、「生産性」を挙げることが大切なのに、ただ単に押さえつけているに過ぎない
 生産性を挙げることに特化した取り組みが出来ている企業なんてほとんどない、きちんと本質を見据えて取り組まないといけないという警告

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